ステンドグラスの歴史

image 20世紀には、画家とステンドグラス職人とのコラボレーションが多く行われた頃です。中でもシャガール、ルオー、バゼンなどが非常に有名です。それまで多かったの聖書にある物語の光景など伝統的なデザインから脱却して、抽象的なデザインもたくさん見られるようになっています。シャガールのステンドグラスなどは、ステンドグラスの伝統技術を駆使し、絵画をガラスという素材で表現することに、見事に成功していると思います。シャガールのステンドグラスを見ていると優しい夢見心地にさせてくれます。 シャガールがステンドグラスの制作を開始し始めたのは1957年頃からで、1960年にエルサレムにあるハダッサ・ヘブライ大学医療センターのシナゴーグ(ユダヤ教会)のためのステンドグラスの仕事を受けました。この作品次の年に完成しており、イスラエルの12の部族をテーマにしています、シャガールのステンドグラス特有の荘重な表現と深い色彩を持ったものになっています。このステンドグラスの製作のために作った下絵は「エルサレムのためのステンドグラスの12点の下絵」と呼ばれ、シャガールが重用した版下画工シャルル・ソルリエが「ソルリエ版」と呼ばれています。

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シャガールのステンドグラス(チューリッヒのフラウミュンスター教会)

image チューリッヒといえば、スイスで最大の都市であり、チューリッヒ湖畔に面する静かな落ち着いた街です。また経済、商業、金融、文化や芸術の中心でもあります。シャガールのステンドグラスがあるフラウミュンスター教会は、チューリッヒ湖に流れるリマト川沿いに建っています。ゴシック様式を代表する建造物で12世紀から15世紀にかけて建てられたものです。 教会内の礼拝室の壁にある三面の細長いステンドグラスおよび上部の丸いステンドグラスがシャガール作のステンドグラスです。

シャガールのステンドグラス(シャンパーニュ地方、ランス大聖堂)

シャンパンの本場、シャンパーニュ地方「ランス」という街に、シャガールのステンドグラスで有名な教会、ランス大聖堂があります。パリからの所要時間は二時間ほど。教会内の一番奥の部分にシャガールのステンドクラスはあります。その荘厳で、重厚な雰囲気は美術館での展示品を見るのとはまた全然違った味わいがあります。シャガールの作品に多く見られる独特の深い透明感を持ったブルーはシャガールブルーと言われています。

シャガールのステンドグラス(イギリス、チェスター大聖堂)

チェスター大聖堂(Chichester Cathedral)はイギリスの南海岸にあるチチェスター(Chichester)という町にあります。ロンドン市内からは南南西に約100キロぐらい、一般道路を約2時間ぐらい走れば到着します。ポーツマス宣言で有名なポーツマスから東側20キロぐらいにありかなり大きな教会です。シャガールの作品は1枚しかなく、入口から一番奥の左側の窓にあります。完成は1978年とのことです。

シャガールのステンドグラス